インフラ 「除雪のギモン、すべて解決!」~冬の暮らしを快適に~
建設課総務管理グループ
栗山町が所有する道路・河川や公営住宅の財産管理、町営バスの運行業務などを担当しています。
まちの除排雪予算
栗山町では、一年を通して町民の皆様が安全に町道を通行できるよう、冬期間の除雪や排雪、凍結防止剤の散布などを行っています。
令和3(2021)年度に除排雪のために使われた費用は、約2億2,232万円で、まちの決算額※1105億4,484万円のうちおよそ2%を占めました。(図1)
まちの除排雪費は降雪量によって毎年変わり、近年はおよそ1億円台から2億円台で推移しています。令和3(2021)年度は積雪量が多かったため、過去3年間で除排雪費用が一番多い年となりました。(図1)
令和5(2023)年度の当初予算では、最低稼働時間を見込んで210,189千円の予算額を計上しています。ただし、稼働状況により予算額の不足が見込まれる場合は、除排雪に支障がでないように、あらかじめ必要な予算を確保します。
※1:まちの決算額は一般会計の決算額
図1:除排雪費と降雪量の推移
まちの除雪区域
除雪の主な対象となる道路の種類は国道、道道、町道、私道に分類され、それぞれの管理者が除雪を行います。国道は国土交通省、道道は北海道、町道は栗山町がそれぞれ管轄となって実施し、私道は、原則所有者や管理者などが行います。
栗山町では総延長306kmの町道を除雪し、除雪区域を栗山市街地、北部、中部、南部の4ブロックに分けて実施しています。
除雪体制について
栗山町では、町道(令和3年度 車道322路線、歩道39路線)の除雪を町の除雪車と民間の除雪車により実施しています。除雪は毎日午前0時頃に降雪量を計測し、おおよそ10㎝以上若しくは10㎝以上の降雪が予測される場合にのみ行います。午前1時30分頃から開始し、通勤・通学時間帯の午前7時30分を目途に作業を終了します。
〇車両体制
町所有除雪機械
除雪トラック 1台
除雪グレーダー 1台
除雪ドーザー 2台
車道用ロータリー 2台
歩道用小型ロータリー 4台
融雪剤散布車 1台
民間除雪機械 14台
〇機械オペレーター 30人程度
〇除雪車の紹介
①除雪グレーダ
主に交通量の多い主要道路で使われます。雪を側方に寄せたり、でこぼこになった雪道を平らにします。
②車道用ロータリー
積もった雪を切り崩し、飛ばします。道路の拡幅や排雪作業にも使用しています。
③除雪ドーザ
雪を削る、かき分ける、高くなった雪山を崩す等行います。
~除雪幅について~
道路の除雪幅は、バス通路など交通量の多い主要道路で2車線、その他の車道は1車線を確保できるよう除雪作業にあたっています。また、歩道は概ね1m以上確保しています。
除雪Q&A~ギモンにお答えします!
・朝方雪が積もっている。どうして除雪が入らないの?
除雪作業後、朝方に集中して雪が降った場合は除雪していないように見える場合があります。また、朝方に集中して雪が降った際、交通量の多い通勤・通学時間と重なる場合は、除雪作業を日中や翌日に見送ることがあります。
・排雪のタイミングや場所はどうやって決めているの?
排雪を行うタイミングは、道路幅が狭くなり歩行者や車両通行に支障を及ぼすと判断された場合に実施します。バス路線や通学路などの幹線道路を優先的に排雪し、続いて交通安全上危険な箇所など、それぞれの道路状況に応じて決めています。
・どうして道路に砂が撒いてあるの?
冬期は路面が凍結してスリップしやすい状態になっているため、凍結防止材と、すべり止め材(砂)を散布し、スリップ事故のリスクを下げています。
・年齢も高齢で除雪が大変です。町の助成はありますか?
栗山町では、高齢者や障がい者など除雪が困難な方に対して除雪費用の一部を助成しています。詳しくは町福祉課までお問い合わせください。
・せっかく家の前を除雪したのに、朝方除雪車が雪を置いていくのはなぜ?
栗山町では、雪を左右の道路脇に寄せる「かき分け除雪」の方式を採用しています(図参照)。置き雪が発生してしまうのは、そのためです。これは限られた時間内で最も効率よく除雪を行うことを優先した結果ですが、町民の皆様にはご負担をおかけしております。
玄関や車庫の前の置き雪は各ご家庭で処理していただきますようご理解・ご協力をお願いします。
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